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ネットワーク制限(Wi-Fi接続先制限)とは、MDMツールにおいて、管理者が任意に許可したWi-Fiアクセスポイントだけに接続許可を与える制限機能です。ホワイトリストによるWi-Fiフィルタリングなどを設定することでネットワーク制限を行うことが可能となり、例えば指定した範囲でしかモバイル端末を利用できなくするといったプランに活用できます。
管理者が認めたWi-Fiアクセスポイントにだけ接続を制限すれば、正体不明なWi-Fiにモバイル端末が接続されて不正アクセスのリスクを上昇させるといった危険を回避しやすくなります。
ネットワークへアクセスできるWi-Fiポイントを管理者が指定することで、信頼できるWi-Fiアクセスポイントにしかモバイル端末が接続しない環境を構築できます。社会には様々なWi-Fiが存在しており、中にはセキュリティ面で非常にリスキーなものもあるでしょう。
信頼できるネットワークだけを利用できる状況は、情報漏洩の防止や不正な攻撃からの回避といった面で効果的です。
モバイル端末が利用できるWi-Fiアクセスポイントを制限することで、一定範囲内のみでしかモバイル端末を使用できないといった状況を作り出すことができます。
これにより、たとえ外部にモバイル端末を持ち出されても、ネットワークへ連結できないといった仕組みを確立することが可能です。
情報保護やユーザー保護などネットワーク制限(Wi-Fi接続先制限)には様々なメリットが考えられます。ただし、これらのメリットを適正に追求するためには、同時にWi-Fiを導入する上で注意すべきポイントについても把握しておくことが大切です。
Wi-Fi導入の注意点として、例えば以下のようなものについて検討しておきましょう。
Wi-Fiアクセスポイントへ同時に接続するユーザーの人数やモバイル端末の数量などが増えるにしたがって、通信速度は低下します。そのため、Wi-Fi導入には適切な利用規模を事前に検討しなければなりません。
Wi-Fiの本質は有線LANの無線化技術です。つまり、そもそも有線LANで接続した場合の通信回線の最大速度を、Wi-Fi接続によって超えることはできません。
通信回線の最大速度は基地局やデバイス、契約内容によって設定されており、たとえ高速通信に対応した高性能Wi-Fiルーターなどを用意したとしても、そもそもの通信回線が低速状態であれば満足なネットワーク利用を実現することは困難です。
そのため、Wi-Fiを活用して通信速度を高めたい場合、適切な通信回線も併用することが重要です。
ネットワーク制限(Wi-Fi接続先制限)は、MDMツールにおけるセキュリティ管理やユーザーの保護など色々なメリットを追求できるシステムです。ただし、ネットワークを制限するということは、そこにアクセスが集中するということであり、通信速度の低下リスクなどが上昇することでもあります。
MDMツールの適切な利用やネットワークの安定化を考えるためにも、まずは自社にとって必要な内容を確認した上で、各MDMツールの機能やWi-Fi設備といった導入条件を検討していきましょう。
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情報参照元:SPPM 2.0 HP(https://www.sppm.jp/導入事例・ご利用まで/料金/)
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情報参照元:アステリアHP(https://www.arteria-net.com/business/service/other/mdm/sdm/)