SIM監視

SIM監視機能とは？

MDMツールにおけるSIM監視機能とは、例えばデバイスからSIMが抜かれて別のSIMへ差し替えられたり、想定していないSIMがデバイスへ差し込まれたりした時に、その挙動を検知して契約者へ通知したりデバイスをロックしたりするための機能です。

あらかじめ登録してある正規のSIM以外が挿入された場合などに活躍してくれるセキュリティ機能であり、例えば企業が従業員へ提供している仕事用のデバイスへ、従業員が私物のSIMを挿入してプライベートでスマホとして使用する、といった不正通信や不正利用を防止することが可能となります。

こんな時に使います

• 不正なSIMの挿入を監視したい。
• SIMが差し替えられるリスクに警戒したい。
• 個人のSIMを使ったデバイスの私物化を防止したい。
• SIMを抜かれた端末の悪用を阻止したい。

SIM監視のメリット

SIMが抜かれることによる端末の悪用を防ぐ

例えば、正規品としてのSIMが挿入されているスマホを従業員へ配布したとして、従業員が自由にSIMを差し替えられるという状況になれば、中にはプライベートのスマホとして利用しよう考える従業員が現れるかも知れません。

しかし、業務用のデバイスには様々な情報が記録されており、プライベートでの利用によって情報漏洩などのリスクが増大してしまいます。

SIMが抜かれた時点で自動的に端末がロックされていれば、端末を悪用したり不正通信を行ったりといった行動を防止することが可能です。

MDMの他の機能が活きる

MDMツールには様々な機能が存在しますが、SIMが抜かれてしまうと、リモート環境からデバイスへアクセスできなくなるため、リモートロックやリモートワイプといった機能が使えないという問題がありました。

しかしSIM監視機能を使用することで、SIMの抜き差しが行われにくくなり、またSIMが抜かれていてもリスクへ備えられるようになるため、他のツールとの協同性が向上します。

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