公開日: |更新日:
リモートワークを中心にモバイル端末を社外で使用する機会が以前よりも増えている今、モバイル端末の利便性を高めるためのツールの導入が各業界で進んでいます。
モバイル端末の利便性を高めるためのツールとして代表的なものはMDMですが、似たような役割を果たすツールとして、MAMやEMM、MCMなども存在します。では、それぞれのツールにはどのような特徴があるのでしょうか。
MDMとは、「Mobile Device Management」の頭文字をとったもので、その名前の通り、モバイル端末の一元的な管理(Management)を可能にするツールです。端末の遠隔からの操作、ユーザーが使用できるアプリケーションの管理および制限、使用状況や位置情報といった端末に関する各種データの取得を行うことが出来ます。
MAMとは「Mobile Application Management」の頭文字をとったものです。端末にインストールされているアプリケーションの管理に特化したツールであり、業務に必要なアプリケーションをまとめて収納できるフォルダーのような役割を果たします。例えば、社員が私物として所有する端末を業務に使用する場合には、MAMを導入することで、業務に使用するツールだけを管理出来るようになります。
MDMとは「Mobile Content Management」の頭文字をとったものであり、端末内にある各種データ(コンテンツ)の管理に特化したツールです。業務でやり取りする際にデータを暗号化したり、データの閲覧および編集履歴や通信経路等を記録することが出来るようになります。
EMMとは「Enterprise Mobility Management」の頭文字をとったものです。業務で使用するデバイスを管理するための機能を総合的に統合したシステムでMDM、MAM、MCMの機能を含んでいます。
モバイル端末を一元的に管理することを可能にするMDMと比較すると、MAMおよびMCMは、それぞれアプリケーションの管理およびデータの管理に特化したツールです。企業で導入する際には、まずMDMを導入し、MAMおよびMCMを追加で導入することで機能を補うといったイメージになります。EMMはこれら三つのツールが統合されたシステムです。
手厚いサポートが期待できる国産MDM18社(※)のうち、月額費用の最低料金が1台165円からとお安く、無料トライアルのあるMDM4つを厳選しました。
※2021年2月時点で、日本国内で利用でき公式HPが存在しているMDMのうち、国産のものを選出しています
※2018年度、エンドポイント管理史上のマーケティング分析(株式会社テクノ・システムリサーチ社)より
参照:mobiconnect公式HP(https://www.mobi-connect.net/)
※1 エントリー1,980円/台(年額)~スタンダード3,300円/台(年額)を月額換算した金額。学校・教育委員会は、要見積
情報参照元:mobiconnect HP(https://www.mobi-connect.net/price/)
※2 ライトプラン月額165円/1台~エンタープライズプラン月額330円/台の場合
情報参照元:MoDeM HP(https://www.ascentnet.co.jp/mdm-modem/mdm価格/)
※3 SPPM2.0 ASPサービス 基本機能パック165円/台~SPPM2.0 ASPサービス フル機能パック330円/台の場合
情報参照元:SPPM 2.0 HP(https://www.sppm.jp/導入事例・ご利用まで/料金/)
※4 FiT SDM「Stage1」(Android) 165円/台~FiT SDM「サイネージ」(Android) 2,200円/台の場合
情報参照元:アステリアHP(https://www.arteria-net.com/business/service/other/mdm/sdm/)