公開日: |更新日:
EMMとMDMの関係性についてはいくつかの考え方がありますが、このページでは「EMMはMDMの機能を含むパッケージである」と定義した上で違いを解説します。
EMM(Enterprise Mobility Management : エンタープライズモビリティ管理)とは、スマートフォンなどのモバイル端末のセキュリティを高めるさまざまなツールが統合されたパッケージです。モバイルワークにおけるセキュリティの問題を解決してくれます。
これまで社内でしか出来なかった業務を、社外でも行うことを可能にしてくれるのがモバイルワーク。例えば、外出先から社員が帰社する必要がなくなったり、あるいは、モバイル端末で資料の閲覧等が出来るようになってペーパーレス化が実現ができたりと、モバイルワークには多くのメリットがあります。
モバイルワークを導入するにあたってはセキュリティ対策が重要です。充分なセキュリティ対策を行わないままモバイルワークを導入すると、機密情報の流出をはじめとするセキュリティリスクを高めることになってしまいます。
EMMは具体的には下記のような機能を統合してセキュリティを強化します。
しばしば混同されるEMMとMDMですが、EMMはMDMを含むパッケージです。したがって、EMMを導入すれば、自動的にMDMも導入されることになります。
EMMを導入する際には、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。注意点をまとめました。
EMMはビジネスにおけるモバイル端末のセキュリティ性を高めるもの。しかし、従業員のセキュリティへの意識が低ければ、EMMを導入したとしてもそのメリットを充分に享受することは難しくなります。
BYOD(Bring Your Own Device・個人が所有する端末を業務で使用すること)を実施する場合、個人所有の端末に会社が管理ツールをインストールするのを従業員が不快に感じる可能性があります。「EMMの導入は、会社が個人情報を管理することではない」点を事前にしっかりと説明しなくてはなりません。
どのようなシステムやセキュリティソフトであっても、常に完璧で絶対に安全というセキュリティ対策を叶えることはできません。
悪意ある第三者は常にセキュリティの脆弱性やシステムの穴をつけるよう考えており、セキュリティ対策もまたそれに合わせて日進月歩で改善されていることが事実です。
セキュリティ危機とセキュリティ対策はイタチごっこが実状であり、その時点で安心できるシステムを導入したとして、それがいつまでも絶対に安心であると言い切れない危機意識は備えておきましょう。
EMMの導入メリットやMDMとの違い、EMMならではの特性などをきちんと把握した上で、自社のニーズや利用環境、予算といった条件とマッチングさせることが大切です。
EMMはMDMを内包するパッケージ製品ですが、企業によってはMDMだけの導入こそが適しているケースもあり得るでしょう。
当サイトでは各企業のMDMに関して詳しく解説していますので、比較検討の参考として積極的にご活用ください。
手厚いサポートが期待できる国産MDM18社(※)のうち、月額費用の最低料金が1台165円からとお安く、無料トライアルのあるMDM4つを厳選しました。
※2021年2月時点で、日本国内で利用でき公式HPが存在しているMDMのうち、国産のものを選出しています
※2018年度、エンドポイント管理史上のマーケティング分析(株式会社テクノ・システムリサーチ社)より
参照:mobiconnect公式HP(https://www.mobi-connect.net/)
※1 エントリー1,980円/台(年額)~スタンダード3,300円/台(年額)を月額換算した金額。学校・教育委員会は、要見積
情報参照元:mobiconnect HP(https://www.mobi-connect.net/price/)
※2 ライトプラン月額165円/1台~エンタープライズプラン月額330円/台の場合
情報参照元:MoDeM HP(https://www.ascentnet.co.jp/mdm-modem/mdm価格/)
※3 SPPM2.0 ASPサービス 基本機能パック165円/台~SPPM2.0 ASPサービス フル機能パック330円/台の場合
情報参照元:SPPM 2.0 HP(https://www.sppm.jp/導入事例・ご利用まで/料金/)
※4 VECTANT SDM「Stage1」(Android) 165円/台~VECTANT SDM「サイネージ」(Android) 2,200円/台の場合
情報参照元:アステリアHP(https://www.arteria-net.com/business/service/other/mdm/sdm/)