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「リモートワイプ」とは、スマートフォンやノートパソコンなどのモバイルデバイスに記録されてあるデータを、そのデバイスからではなく遠隔地から操作することで消去し、無効化する機能です。
紛失した、盗難されたなどでデバイスが行方不明になったとしても、通信が可能な状態であれば、データ消去の指示を出すことが可能。
遠隔地から操作することを不可にする「リモートロック」といった機能もありますが、リモートワイプはそれより一歩進んで、記録されている個人・企業の情報、機密データなどが外部に漏洩するのを防げる機能となっています。
メリットとして挙げられるのは、モバイルデバイスに保管された個人情報・企業情報のデータが漏洩するのを防げることです。
また、情報漏洩を未然に防ぐということは、被害を防ぐということだけではありません。「徹底した情報管理を行っている」、また「危機において迅速に対応した」ということになり、企業の信頼性をアピールすることもできます。
デメリットとしては、やはり業務において必要なデータが消去されてしまうということが挙げられます。顧客の連絡先や見積書や契約書、売上情報など、せっかく作成したデータを消してしまうことになるのは悲しいことですが、これらは普段から定期的にバックアップを取っておく、またクラウド上に保存しておく、といった対策で解消できます。
また、遠隔操作で実行されるリモートワイプは、実際に情報の消去が行われているかどうかの確認ができないのもデメリット。リモートワイプが本当に発動されているかは、モバイルデバイス側でローカルワイプと併用しなければわかりません。
また、夜間や休日に紛失・盗難にあった場合、管理者に発動の依頼ができず、リモートワイプをすぐに実行することができません。そのためほかのセキュリティとの併用によって、情報漏洩対策を行う必要があります。
リモートワイプは、大切な情報を守ることのできる重要な役割を持つ機能です。ですがデメリットでも紹介した通り、リモートワイプを備えたからといって、必ずしも成功するわけではありません。情報漏洩を100パーセント防ぐことが可能、というわけではないので、やはり情報が漏洩しないよう、日々注意する、またはモバイルデバイスを所持している人にはきちんと教育しておく、といったことが重要です。
MDMを導入することで、万が一のときはリモートワイプを使ってデータの消去が可能ですが、上述したように、絶対に成功するものではありません。
そこで最近では、新たに「セキュアモバイルアプリ管理(セキュアMAM)」という選択肢も増えています。
これはデバイスにデータは残さないけれど、メールやカレンダーは使えるといったもの。Office 365やBoxなどといったクラウドサービスの利用も可能です。
BYOD(個人携帯の業務利用)を成功させたい企業なら、おススメの管理機能です。
リモートワイプが備わった
国産で月額費用がお安い
MDMツール4選を比較
手厚いサポートが期待できる国産MDM18社(※)のうち、月額費用の最低料金が1台165円からとお安く、無料トライアルのあるMDM4つを厳選しました。
※2021年2月時点で、日本国内で利用でき公式HPが存在しているMDMのうち、国産のものを選出しています
※2018年度、エンドポイント管理史上のマーケティング分析(株式会社テクノ・システムリサーチ社)より
参照:mobiconnect公式HP(https://www.mobi-connect.net/)
※1 エントリー1,980円/台(年額)~スタンダード3,300円/台(年額)を月額換算した金額。学校・教育委員会は、要見積
情報参照元:mobiconnect HP(https://www.mobi-connect.net/price/)
※2 ライトプラン月額165円/1台~エンタープライズプラン月額330円/台の場合
情報参照元:MoDeM HP(https://www.ascentnet.co.jp/mdm-modem/mdm価格/)
※3 SPPM2.0 ASPサービス 基本機能パック165円/台~SPPM2.0 ASPサービス フル機能パック330円/台の場合
情報参照元:SPPM 2.0 HP(https://www.sppm.jp/導入事例・ご利用まで/料金/)
※4 FiT SDM「Stage1」(Android) 165円/台~FiT SDM「サイネージ」(Android) 2,200円/台の場合
情報参照元:アステリアHP(https://www.arteria-net.com/business/service/other/mdm/sdm/)