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今使っているツールに不満を感じたら…MDM移行ノウハウ

昨今のMDM移行事情

MDMは2010年後半ごろから数が増加し始めた仕組みです。徐々にベンダーが絞られてきており、初期に導入したMDMの移行を検討する企業も少なくありません。このタイミングで、今後のMDMの動向を見定め、移行を検討するのもいい判断なのではないでしょうか。

サポート関連の不満やシステム変更に伴う再検討などがMDM移行の主な理由です。MDMが流行し始めた当初のサービスはサポート面や品質面で十分といえるものはまだまだ少なかったため、サービスに対する不満を感じる企業も多いのかもしれません。

MDMを移行する際の障壁

MDMは端末との結びつきが強いため、そう簡単に移行できるものではありません。具体的に、MDM移行の際の障壁となるのが以下の2つ。

  • 業務端末を別MDMに紐づけるのが困難
  • 古い端末のデータ持越しが困難

別のMDMに移行する場合、端末の初期化が必要不可欠となります。そのため、新しいMDMに移行した際に端末の再設定が必要となるというのもMDM移行時の課題の一つです。

MDM移行のタイミング

MDM移行の障壁を乗り越えるためには、「使用端末の機種変更時」のタイミングに移行するのが最適です。

MDMを別のMDMに移行するためには、端末の初期化が必要となります。使用端末の機種変更時に移行先のMDMを新しい端末に導入することで、スムーズに移行が可能となるのです。また、機種変更時にMDM移行を行う場合、MDMの移行を想定してあらかじめ端末移行計画を立てておくことが大切。以降初期にトラブルが発生した場合のフローなどを用意しておくと良いでしょう。

低コストで導入しやすいMDM一覧はこちら

MDM移行におすすめの環境

MDM移行は簡単ではありませんが、クラウド型のMDMサービスを利用することでMDM移行を比較的スムーズに行うことが出来ます。

クラウド型のMDMサービスは自社にMDMサーバーを設置する必要がありません。そのため、システム導入にかかるコストを抑えられるのもメリットです。

MDMの移行手順

MDMを移行する際、古いサーバーと新しいサーバーそれぞれで以下の手順を踏む必要があります。ESMC MDMサービスを例にそれぞれ簡単に紹介します。

古いサーバーで行う手順

  1. 古いMDMサーバーから設定をエクスポート
  2. ESMC MDMサービスの停止
  3. データベースのエクスポート・バックアップ
  4. 現在のMDMコンピュータをオフにする(まだアンインストール・使用停止はしない)

新しいサーバーで行う手順

  1. サポートされているESMCデータベースをインストール・起動
  2. 古いESAC MDMからESMCデータベースをインポート・復元
  3. ESMCサーバー・MDMをインストール
  4. ESMC Webコンソールに接続
  5. 新しいMDMポリシーの作成・すべての証明書を適切な場所にインポート
  6. ESMC MDMサービスを再起動
  7. 古いESMCサーバー・MDMのアンインストール

まとめ:移行の前にトライアル版でMDMの比較検証をしよう

MDMは簡単に移行できないことから、慎重に比較検証する必要があります。比較検証する際におすすめの方法としては、MDMサービスのトライアル版を試用してみることです。トライアル版を試用してみることで、自社に必要な性能や不能な性能を見極めることができます。

また、別のページでデモ版を使う際に注目するポイントをまとめていますので、デモ版で何を検証すればいいのか分からない方は、そちらも併せて参考にしてみてください。

情シス部長が考える MDMのデモ版で見るべきポイント

国産で月額費用がお安い
MDMツール4選を比較

月額費用が165円~とお安い
国産MDM4選

手厚いサポートが期待できる国産MDM18社(※)のうち、月額費用の最低料金が1台165円からとお安く、無料トライアルのあるMDM4つを厳選しました。
※2021年2月時点で、日本国内で利用でき公式HPが存在しているMDMのうち、国産のものを選出しています

100%(※)のユーザーが
使い勝手を評価
mobi
connect
月額費用
165円~275円/台(※1)
ここが
ポイント
  • 企業の声に耳を傾け改善を繰り返し使いやすさを追求
  • 操作方法や活用方法をすぐに確認できる等導入後のサポートも充実
  • iOS
  • Android
  • Windows
  • MacOS
  • tvOS

※2018年度、エンドポイント管理史上のマーケティング分析(株式会社テクノ・システムリサーチ社)より
参照:mobiconnect公式HP(https://www.mobi-connect.net/)

アンドロイドの
セキュリティを強化
MDM MoDeM
月額費用
165円~330円/台(※2)
ここが
ポイント
  • Androidに強力な閲覧制限をかけられる
  • Android上での偽造アプリのダウンロードを防ぐセキュリティ機能を搭載
  • iOS
  • Android
  • Windows
  • MacOS
  • tvOS
   
災害・電話網の
障害に強い
SPPM
2.0
月額費用
165円~330円/台(※3)
ここが
ポイント
  • 災害や電話網の障害に強く、無線LAN端末にも有効
  • 安否確認システムに利用できる機能あり
  • iOS
  • Android
  • Windows
  • MacOS
  • tvOS
ニーズに合わせ
5プランから選択可能
FiT SDM
月額費用
165円〜2,200円/台(※4)
ここが
ポイント
  • 管理でなく「活用するためのMDM」であるデジタルサイネージ機能あり
  • 機能を使える端末が限定されないプランも
  • iOS
  • Android
  • Windows
  • MacOS
  • tvOS

※1 エントリー1,980円/台(年額)~スタンダード3,300円/台(年額)を月額換算した金額。学校・教育委員会は、要見積
情報参照元:mobiconnect HP(https://www.mobi-connect.net/price/)
※2 ライトプラン月額165円/1台~エンタープライズプラン月額330円/台の場合
情報参照元:MoDeM HP(https://www.ascentnet.co.jp/mdm-modem/mdm価格/)
※3 SPPM2.0 ASPサービス 基本機能パック165円/台~SPPM2.0 ASPサービス フル機能パック330円/台の場合
情報参照元:SPPM 2.0 HP(https://www.sppm.jp/導入事例・ご利用まで/料金/)
※4 FiT SDM「Stage1」(Android) 165円/台~FiT SDM「サイネージ」(Android) 2,200円/台の場合
情報参照元:アステリアHP(https://www.arteria-net.com/business/service/other/mdm/sdm/)