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MDMの導入を検討している人に向けて、サービスを提供している「Jamf Pro」の機能や口コミなどをご紹介していきます。
ウィスコンシン大学オークレアキャンパスにて、Macのテクノロジー管理ソリューションを構築するため誕生したJamf。iPad、iPhone、Mac、Apple TVといったAppleデバイスに特化したデバイス管理ツールを提供しています。
Jamf Proは、企業や学校で使用されているAppleデバイスの運用業務に必要な、デバイス管理やアプリ配信、資産管理、セキュリティなどの機能が、1つのパッケージとなった製品です。クラウドで利用できるほか、オンプレミスでも利用することが可能です。
Jamf Proは、ユーザーの状況に合わせることができる導入ワークフローです。たとえば、ゼロタッチ導入。Appleデバイスを遠隔で自動登録・設定できるApple Device Enrollment Program (DEP) を使うことで、導入から使用まで、時間のかかる手動設定が不要となります。
また、個人所有の機器の持ち込み(BYOD)プログラムを導入しているといった場合においては、Webページを通じて各自のデバイスをJamfProに登録できる、ユーザー起動型登録にも対応。ユーザーの状況に合わせた導入方法の選択が可能です。
Jamf Pro は、既存のITサービスや技術に統合させることができます。Appleデバイスのゼロタッチ登録を可能とするApple Device Enrollment Program (DEP)、iOSをMacアプリストアのアプリライセンスの一括購入ができるApple Volume Purchase Program (VPP)、教育機関におけるデバイスやアプリ、AppleIDの管理に適したApple School Managerなど、機能の統合が可能です。
ほかにもActive DirectoryやPCなどのITリソースを統合管理するSCCMといったMicrosoftのサービスや、SSO/SAMLの規格にも対応。またAPI、Cisco ISEといったプラットフォームも活用することが可能となっています。
デバイスを貸与して終わりではなく、社員各自に、マニュアルに沿って手動で設定してもらわなくてはならず、設定ミスをする人がいたり、と設定に時間を費やしたりして困っていました。
新入社員や退職者など社員の入れ替わりが激しい我が社では、新入社員が入ってくるたびにMacやiPhoneの設定に1日近く要するような状態だったので改善したいと思っていました。
ユーザーインターフェースが優秀で、ユーザー側が管理者に問い合わせしなくてもすぐに使えます。Appleのデバイスの管理をする上で、ユーザーにも管理者にも非常に有効なツールです。
Appleデバイスを登録さえしておけば、AppleIDを設定しなくても、アプリがダウンロードできますし、インストール設定もできます。また新バージョンのiOSへの対応が早いのがメリットです。
DEPを利用してAppleデバイスを管理できるのが、まるで魔法のようです。遠隔地から自動的にデバイスをJamf Proへ登録することができるので、導入する際に作業コストもほとんど掛かりません。
Jamf Proを導入することで、Appデバイスのキッティングが簡単になりました。おかげで従業員の作業コストが大幅に減らすことができると同時にAppleデバイスの管理が簡単になりました。
Jamf Proのサービスや対応に関する口コミ・評判を確認すると、システム導入前は従業員が利用しているデバイスの調整や設定に時間がかかり、業務を圧迫していることが経営上の課題となっていたケースも少なくないようです。
しかしJamf Proを導入したことによって効率的なアプリのダウンロードやデバイス管理ができるようになり、遠隔地からでも安心して操作できる環境を整えられたと喜んでいる企業がありました。
また、利用者の操作性や利便性を考慮したユーザーインターフェースについても好意的な口コミが見つけられたこともポイントです。
初期費用:記載なし
freee/DeNA/Mercari/株式会社SmartHRなど
国内大手IT企業として、多くの情報システムを支えている企業。マイクロソフト製品との親和性を持ちながら、いかにMacの管理を強化できるかという課題を解決するため、同製品を導入しました。手厚いサポートがあり、安心して利用できたとのことです。
働き方の多様性を重んじる会社として、効率的にMac端末を管理する手法に同製品を採用。appleデバイス専用のMDMとして高いシェア率があったため安心して導入でき、痒いところに手が届く操作感で快適に使用できています。
社内のMacユーザーのデバイス管理を目的として同製品を採用。企業全体における多様な働き方を実現しました。端末のセットアップを社内で受け渡すことが難しくなった昨今では、デバイスをユーザーに送るだけでセットアップが完了することが役立っています。
Macデバイスの管理業務や管理コストの適正化・効率化を目指すために、Jamf Proを導入した企業の事例は見逃せません。アップル製品専用MDMという特徴を活かしながら、ユーザーの求める細かなニーズにも配慮したシステム構成になっていることは重要です。
また、企業全体において働き方の多様化を目指している企業にとって、端末のセットアップをスムーズに実行して作業負担を軽減し、従業員の能力や時間を有効に利用できるJamf Proの特性は、管理業務の進化を求める上で利用価値が高い製品のようでした。
その他、手厚いサポート体制も製品選びの参考になりそうです。
導入タイプ | クラウド ※以前の状態をキープしたい方はオンプレミスでも利用可能 |
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対応デバイス | macOS、iOS、tvOS |
開発国 | アメリカ |
基本機能・オプション | ・モバイルデバイス管理 ・モイルアプリケーション管理 ・・モバイルコンテンツ管理 ・ログ管理 ・セキュリティ対策 |
トライアル | あり ※詳細は要問合せ |
OS自動アップデート | 記載なし |
サポート内容 | 日本支社による対応/3つのサポートチャンネル(ライブチャット、ヘルプセンター、メールでの問い合わせ) |
企業名 | JAMF |
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所在地 | 東京都港区虎ノ門4-3-20神谷町MTビル16F |
まとめ
必要な機能を吟味しながらMDMを導入しよう
Appleデバイスに特化した管理ツールを提供し、Appleデバイスの運用業務においてデバイス管理やアプリ配信、セキュリティなどの機能が1パッケージとなった「Jamf Pro」。MDMの導入は、テレワーク環境を職場や学校にて構築するためには非常に有効な方法です。さまざまな製品がありますが、異なった特徴がそれぞれに備わっているため、必要な機能を吟味しながら選ぶようにしましょう。
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※2021年2月時点で、日本国内で利用でき公式HPが存在しているMDMのうち、国産のものを選出しています
※2018年度、エンドポイント管理史上のマーケティング分析(株式会社テクノ・システムリサーチ社)より
参照:mobiconnect公式HP(https://www.mobi-connect.net/)